おはようございます!
EQコンサルタントの奥井です。
食品製造を行っている顧問先会議に参加した際気になる発言があったのでご紹介します。
この会社は昨年度やっとISO9001を取得することが出来た会社です。
議長が会議の締めで
「北海道の食品製造会社の不祥事で世間の食に関する不安感や安全面に関する意識が非常に高くなっています。我社はいつも真面目に良いものを作ろうと心がけてきました。より気持ちを引き締めて仕事をして下さい。なお、湿度も気温も高くなってきたので衛生面には充分注意をして下さい。特に掃除にはより念を入れ丁寧にきれいに行って下さい。」・・・と。
最後に私が隣にいた主任に「議長はああ言っているけど本当に完璧に清掃しているの?」と聞くと
あいまいな表情で「まあ一応は」という返答です。ちょっと不安になりさらに突っ込んで聞くと今度は
「マニュアルはちゃんと整備されてます」との返答。ちょっと待てよ!ますます不安になってきました。
俗にいうISO病?マニュアルはあります、マニュアルに書いてあります・・・。
会議終了後本当に清掃できているか一緒に現場に行き確認しました。
結果ちゃんと出来ていたので良かったのですが「マニュアルに・・・」という言葉には困ったものです。
議長の発言にもあったようにより清潔な職場つくりをして欲しいという行動をマニュアルのせいにされては
マニュアル外のことは何も出来なくなってしまいます。
北海道の某社にならないためにももっと社員の気持ちや考え方を見直さなくてはと思い知らされました。