こんにちはEQコンサルの奥井です。
職人集団の感がある機械メンテナンス会社の2代目経営者がうちは会議というと社長が部下を怒鳴って終わるものになっていて部下も怒られるのがわかっているから出来るだけ会議に参加しなくてもいいよう仕事をいれ参加しない。
当然部下から建設的な意見なんか出ることもない。とぼやいて弊社と顧問契約を結びました。
まず怒鳴る会議をやめ普通の会議をしましょうと、すると普通の会議って何?
良く考えたらこの2代目経営者は学卒後すぐ自社に入社していて他社のことはほとんど知らない状態でした。当然社長は創業者で他社のことは眼中にない技術屋さんです。
今までの会議は問題が起きたとき社長が召集し怒鳴って終わり。
まずこれから変えましょう。毎月決められた日時で開催。
内容も毎月の営業成績や業務報告。ミス撲滅のためのクレーム対策。個人の能力を高めるための
個人目標設定及び報告等を盛り込んだ会議を開催。
最初はどうなるかなとちょっと心配でしたが何とか毎月定期開催が出来るようになりそれなりに
会議の発言も増えてきました。
ところが最初は部下の発言を促そうとどんな発言でもいいことにしていたら不平不満だらけの
発表になってきて今度はオブザーバーで聞いていた社長がこんな会議ならやめちゃえと会議終了後
2代目に言ってきました。
2代目は困っていましたが不平不満の中には個人の我がままと会社のシステムの不備により仕事の運営がうまくいかない場合の2種類ある。
だからその不平不満の内容を吟味して改善していけばいいんだと社長に。
社長は何も言わず好きなようにやれと。
現在は議長も社員の中から任命して運営できるところまできました。
するとまた新たな問題が発生。
今度はリーダーとなってもおかしくない経験値のある社員が俺だけ仕事が多くて疲れると意見が出てきたのです。
もっと平等に仕事の分配が出来ないかとか現場の責任者を当番制に出来ないかとか言い出してきたのです。
さて2代目経営者はこの後どうするのでしょうか?
この問題に対しては次回の会議で解決する運びになっているのでその時報告します。